デジタル管理をするのがサロンボード
美容サロンを経営する人にとって、これまで悩みの種になっていたのが回転率の悪さです。経営における回転率は顧客が利用してから次のお客を招くまでの時間差を意味しますが、この時間差が短ければおのずと数をこなすことができるため利益を上げることができます。しかし美容サロンは顧客の身だしなみを整えるのが仕事のため、相手が満足して帰宅してもらうために多くのサービスを実施することになるので時間がかかってしまいます。個人にかかる作業時間を考慮しながら作業をしないと、次のお客の待ち時間を長くしてしまうため回転率が悪くなってしまうのです。そこで美容サロンの回転率を上げる方法として、多くの施設で利用されるようになったのがサロンボードです。
予約管理だけでなくサービスもできる
これまで紙面管理で行っていた予約システムを、専用の端末を利用することでデジタル管理ができるようにした設備です。紙面での管理だと、常にチェックする必要があるため余計な人員を割く必要があるだけでなく余分な手間がかかってしまいます。そこでサロンボードでデジタル管理をすることで、予約票の情報が常に経営者側に伝わるようになっています。そのためいちいち予約管理を確認しに行く手間がなくなるので、人員を割く必要性やチェックをしに行く手間を省くことが可能です。これまでは予約管理がメインでしたが、デジタル技術を活用して顧客を呼び込むために、顧客に対してサービス券を発行できるサービスも実施できるようになっています。デジタル管理は数年単位の利用情報が記載されているので、その中から利用回数の多いリピーターを選出します。そのリピーターに割引券などのサービスを実施することでお得だと思ってくれれば、その情報は多くの人に知れ渡ることで利用数の増加が見込めます。
選ぶときにはプラン別で決めよう
現状における必須のツールですが、実際に利用するうえで気になるのが費用です。サロンボードを利用するうえでかかる費用は、実は導入については相手企業が行ってくれるため基本的に無料になります。その導入コストの代わりに他社の設備を利用しないための契約と、月額に手数料を徴収するという形をとるのです。この手数料の費用は、平均で10万円から100万円と幅が大きいです。予約管理だけでよければ手数料はあまりかからないですが、サービス券などの複合的なサービス込みだと料金が上がります。この手数料については基本的にプランで決められているので、利用するときにはお店の規模や利用客の数などを考慮したうえでプランを決めることをお勧めです。